ベル君をボクだけのものにすることは何も間違ってないし正しいことだ

夜明け。
日の出と共にベル君は、まだ眠っているボクに声を掛けることなく支度を済ませて、足早にダンジョンへと出かけて行った。
いつもなら日が昇って明るくなってから起きて、ボクと一緒に朝食をとって、身支度をして『それじゃあ神様、行ってきます!』と元気良く挨拶をして出ていた。
けれどこの数日、ベル君はボクのことを避けるようにずっとこの調子だ。
わかっている。原因はボクにある。
一週間前。
「かっ、神様……ダメですよっ……こんな、こと……!」
「ちゅく……んふふ、ベル君の身体はぁ、そんなこと言っていないよぉ? ぴちゅ……ちゅくちゅく……」
深夜、ボクは寝静まっているベル君を弄んだ。
この数日、ヴァレン某を筆頭に、リリやギルド受付嬢のハーフエルフ君やその他諸々の異性が、この短期間の間にベル君の周りを取り巻いた。
彼女たちは事あるごとにベル君に言い寄っては彼を誘惑しようとしている。
冗談じゃない。ベル君はボクのものだ。ボクがベル君の保護者なんだ。ボクの許可無くベル君に触らないでくれ。
そんな焦りから、ボクは道を踏み外した……。
ボクは自分の立場上、ダンジョンに同行することが出来ない。
しかし彼女たちは違う。ベル君と共にダンジョンに向かい、共に戦い、苦楽を経て、功績を分かち合う。
そして互い異性としての距離が縮まっていく……。
ボクはそんな光景を指を咥えて見ていることしか出来ない。
だから決意した。
ボクは、ベル君を自分のものだけにする。
あんな女たちには、絶対に渡さない。
『力』を使えばこんな問題はあっという間に解決だ。
女たちのベル君への関心を逸らし、ベル君がボクに夢中になるよう仕向ければいい。神としての力の下ではそんなこと造作も無いことだ。
けど残念ながら下界での『力』の行使はご法度。そんなことをすれば、ボクはたちまち天界へと強制送還されるだろう。
ましてや私情でなら尚更だ。最悪厳重な処罰も覚悟しなければならない。
だからボクは『力』以外にあるもう一つの『武器』を以ってベル君に挑んだのだ。
『女』という名の、神も人も共通の武器を用いて……。
「ベル君……ボクの身体、あったかいでしょ? クス、こうやって夜のお布団で一緒になるの、初めてだよね」
「あっ……か、かっ……かみ、さまっ……なんで、こんなこと!」
いつものようにボクにベッドを譲ってソファで眠るベル君に、ボクは前触れもなく隣に潜り込んで、彼の上着をまくり上げ、ズボンも下着も脱がした。
まだ柔らかくて小さいままだった彼のオチ○チンをそっと手にしてゆっくりと上下に擦る。
まくった上着から顔を覗かせた彼の胸板に頬ずりし、深く鼻から息をした。
ボクとは異なる異性の匂い。まだ冒険者になって間もない幼さの残る少年だけど、芯には既に『男』として逞しい何かを感じる。
そんな匂いを嗅ぐだけでボクの身体はゾワッと震え上がり、身体の奥から熱いものが込み上げてくる。
ベル君の匂いはすごく心地良くて、いつまで嗅いでいたくなる匂いだ。
他の誰にも嗅がせたくないボクだけの匂いだ。
「乳首……舐められると気持ち良いでしょ? 男も女も共通だから、恥ずかしいことじゃないよ」
胸板にちょこっとだけ立っている先端。ベル君のおっぱいだ。
ボクのと比べるとベル君のはひときわ小さい……そりゃそうか。
薄ピンクの可愛い乳首を、ボクは舌で突いてあげた。
「っ……あぁっ! やめてっ……ください! こんなこと……っ!」
「やめないよ。だって、ベル君だってその気になってきているでしょ? ほら、ベル君のオチ○チン……もうこんなに固く大きくなってきているよ」
さっきまでフニャフニャの可愛いサイズだったのに、今はビンッと張り詰めて、ふた回りは大きくなって逞しくなった。
手でシコシコとオチ○チンをあやしてあげるようにシゴきながら、舌でチロチロとベル君の乳首を転がしてあげる度に、ベル君のオチ○チンがビクン、ビクンと大きく跳ねる。
「クス。ボクの舌と手で感じてくれているんだね……嬉しいな。その感じている時のベル君の顔と声、ボクだけのものにしたいな」
「ぅ……あ……ッ……あ! あ、あ……! っくうう!」
そう。ベル君のこの乱れている姿はボクだけが見ていいんだ。
ボクだけに見せてくれるベル君の姿……つまりボク専用……もっと、ボクによく見せてくれないかベル君。
「だ、ダメですよ神様! こんなことしちゃっ……うっ! は、ああっ……!」
「ボクはいつもダンジョンで頑張っているベル君を労うためにやっているんだよ。全然ダメなことじゃないよ。ベル君は何も気にせず、ただボクで気持ち良くなってくれればいいんだよ」
「こっ、こんなんじゃ……気持良くッ! ……なれませんよッ!」
「ちゅっ、ぴちゅ……ん……そうなのかい!? じゃあ、もうワンランク上のこと、シちゃうかい?」
「そうじゃなくてっ……! もっとこう、肩を揉んでくれたり、一緒に美味しいもの食べに行ったりするぐらいでっ……充分ですッ!」
「むぅ。そんなんじゃボクが納得出来ないよ。それに、ベル君だって溜まってるでしょ? 定期的に出さないと身体に悪いんだよ」
「出すって……何をですかっ……!?」
「ふふん♪ それはこれからボクがしっかり教えてあげるよ。ベル君は何もしないでボクに身を委ねてくれていればいいから」
「い、嫌ですよ! こんなのっ……神様としちゃ、いけないですっ!」
「ベル君はボクのことが嫌いなのかい!? ボクとこんなことするのは嫌なのッ!?」
「ちっ……違います……! 僕が言いたいのは……!」
「もういいよ。ベル君にその気がないのなら、ボクがベル君をその気にしてあげるまでだ」
「ちょっと待っ……! 神様ッ……くっ! ああ! や、やめっ……」
「やめないよ。ボクがベル君をいっぱい気持ち良くしてあげるんだ」
ボクはさっきよりもベル君の乳首とオチ○チンへの愛撫を強くする。
舌先で弄んでいたベル君の乳首を口に含んで、舌と唾液でヌルヌルにしたり、赤ちゃんのように吸ってみたり、もう片方の乳首を指で摘んでクリクリと弄り回す。
「ああ! あっ、あ……こんなのっ……嫌ですっ……! 神様ぁ……」
今のベル君の言葉なんてボクには届かない。
だって、言葉に反してベル君の身体はこんなにも悦んでいるじゃないか。
乳首はピンと立って、オチ○チンも先っぽからよだれのように汁がいっぱい溢れてきている。
そんな嘘つきさんの言葉はボクには聞こえません。
「あっ、く……っくぁぁ……! んぅっ! ッ……は、あ……!」
「ちゅるちゅるっ……れろれろ、ちゅく……んっ……んぅ~……んふふ♪」
ベル君……やっぱり君は可愛いなぁ。
君とこうして肌を重ねているだけで、ボクはこんなにも満たされている。
もっと、早くにこうしていれば良かったね。
「っちゅ……ベル君、君もボクに触っても良いんだよ? ん……ほら、ボクのおっぱい。天界でも結構大きい方だから自身があるんだよ? まだ男の人には誰にも触らせたことがないから、ベル君が最初の人だよ♪」
そう言ってボクは自分のおっぱいを持ち上げて、ベル君の手が届きそうな所に引き寄せる。
けれどベル君は一向にボクのおっぱいに手を伸ばそうとしない。
「神様っ……元の神様にっ、戻ってください……!」
「! まだそんなことを言う! いくらベル君でも、素直になれない子はボク嫌いだよ!」
勿論嘘だ。ボクがベル君を嫌いになるなんて、天地がひっくり返ってもありえない。
けどベル君が思いの外強情だったことに呆れたのは確かだ。
「触ってよ! ベル君! ボクのおっぱいはベル君に触って欲しいって思ってる! わからない? ベル君の好きなようにして良いんだよ!?」
「嫌です! 僕は、こんな形で神様となんて……望んでませんッ!」
「じゃあどんな形ならいいんだい!? いつもボクがアピールしても君はそのまま流してしまうし、君はいつもダンジョンに通ってボクはひとりぼっち! もう今のボクにできることはこれぐらい! ねぇ! ボクはこれ以上他にどうすればいいの!? 答えてよ!」
「それは……」
ベル君からその先の言葉は出てくる気配はなく、そのまましばらく沈黙が続いた。
いや、そもそも既に答えは出ているのかもしれない。
沈黙……って答えが。
「そっか……それがベル君の答えか……」
「違っ……!」
「違わないよ。だから、ボクもボクなりにやらせてもらうよ」
「それって、どうゆう……っ!? かっ! 神様ッ!?」
再びボクはベル君への愛撫を再開する。
ちょっと手荒だけど、いつまでもベル君のペースに合わせていては、ベル君に逃げられてしまいそうだ。
だから、もう少し強気で攻めてみることにした。
「こんなにもオチ○チン大きくさせて……これでもボクの愛撫が嫌なのかい?」
次第にオチ○チンをシゴく手の方からグチュグチュとぬめりのある感触と水音が微かに聞こえてくる。
ベル君もボクがちょっと乱暴に手を動かすとビクンと身体を痙攣させて女の子みたいなエッチな悲鳴を上げている。
結局、何をどう言っても、君はボクに感じて悦んでいるじゃないかベル君。
「神様っ……今の神様は……怖いですっ……!」
「ッ!?」
今、一瞬ドクンと心臓が高鳴った。
興奮? いや、そんなのじゃない。何か危機を知らせるような感じだ。
危機? 一体何の? 身の危険なんて何も感じない。
じゃなんだ? この胸騒ぎは……。
「っああ! かみさまっ! もう、やめてくださいッ! これ以上やったら……僕、変にッ……ああ!」
「クス♪ なら変になっちゃおうよ。ベル君もお年頃の世代だから、今の内にどう変になるのか知っておかないとね♪」
……些細な事を気にしていたらキリがない。
それに、ベル君のオチ○チンとシゴくボクの手はぬるぬるの先走りの汁まみれだ。
ベル君もまだ誰かに『抜いて』もらったことはないはず。
ボクがしっかりとベル君を導いてあげないといけないんだ。
「あっ! あっ! あっ! 神ッ……さ、まッ! やっ……め、て……ッ!」
「ふふ♪ 可愛いなぁベル君は。大丈夫だよ……ボクが一緒にいるから、怖くないよ。イキたくなったら、いつでもイッていいよ」
「たす……け……てっ……かみ……さ……まっ……!」
「ベル君のオチ○チン、そろそろイッちゃいそうかな? うん、もう少しだよ。頑張れ頑張れ♪」
「ッ! あっ! ああッ! い……やっ……だッ……!」
「ん……ちゅっ……ぴちゅ、ちゅるちゅるっ……っ、んぅ……クス、ボクにおっぱいとオチ○チンイジメられて、イッちゃえ♪」
「~~~~~~~~ッッ!!!!」
ビュルッ! ビュルルルッ! ビュルルルルルルルッ!!
「あは♪ イッたイッたぁ♪」
少し地味な締めくくりだけど、ベル君はちゃんとボクの手で絶頂、射精してくれた。
多分これが彼の初の手コキにして初射精なのかもしれない。
「はぁ……はぁ……はぁ……っ」
あれほど抵抗していたベル君も、ひとたび絶頂するとすっかり大人しくなって、今はソファに沈み込んでいる。
ベル君も、満足できたってことだよね。
「これが……ベル君の、精子……」
まだ誰も見たことがないベル君の赤ちゃんのもと……。
初めてにしてはやけに多く、すっかりベッドを汚したその独特の臭気を放つ白濁の液体を指ですくい上げる。
「ん……ぺろ…………んぅ、苦いかな」
ベル君の味は見た目と違ってちょっと苦かった。
でもこれからこの味にも慣れていけば、問題ないよね。
ボクも、ベル君をいっぱい気持ち良く出来るように頑張らないと。
……あれ? ベル君……?
「ベ、ル……くん……?」
「っ……グスッ……っ…………ぅぅ、神様……どうして……っ」
え……? なんで? どうして?
どうしてベル君は……泣いているんだい……?
「信じてたのに…………神様っ……こんなの、ひどいよっ……!」
「え……あ……あ、あ……あ……ッ!!」
ボクは、今になって何故あの時胸騒ぎを覚えたのか、初めて理解した。
ボクは……傷つけてしまったんだ……ベル君を……。
「あ……あ…………あ……」
ボクは……なんてことをしてしまったんだ……。
愛すべき子に……守ってあげるべき子に……支えてあげるべきパートナーにっ……!
ボクは……なんてことをッ!
「あ……あぁ……ベル君、違うんだ……これは…………ボクは……君のためを思って……!」
――――本当にそうかい?
「!?」
――――本当にベル君のためだったのかい?
「そ、そうだよ! ボクは、ベル君のためと思って……!」
――――自分のためではなく?
「っ! ち、違うよ! ボクは、別に……そんなこと……」
――――君は自分が望んだのではなく、ベル君が望んだからだと言いたいのかい?
「そうだよ……! ボクは、ベル君が望んでいたからっ……だからッ!」
――――じゃあどうして…………彼は泣いているんだい?
「――――――――ッ!!」
ボクの意識はここで途切れていた。
気を失ったのか、眠気が襲ってきたのか、そのどちらなのかはわからない。
ただ、そうしてボクが気が付く頃には、既に日が昇って明るくなっていた。
「…………あ……」
目が覚めてボクが最初に気が付いたのは、ボクがベル君の寝床ではなく、いつも使っているベッドで寝ていたことだ。
昨夜のことは夢? そんなわけない。確かにあの時触れていたベル君は本物だった。
ならどうしてベッドに? ベル君が運んでくれたのかな……?
…………そうだ! ベル君だッ!
「ベル君ッ!」
「え? はい?」
あれ……?
思っていたより近くに、ベル君はいた。
どうやらダンジョンに出発するための準備中らしい。
「えと、その……あの……」
「神様、夜更も程々にしてくださいね。今日は僕も遅かったですけど、そろそろお昼になっちゃいますよ」
「あっ、っと、その……ご、ごめんなさい……」
ええっと……普段通りの、ベル君……?
「それじゃあ神様、今日は出発が遅いので帰りもちょっと遅くなるかもしれません」
「あ、うん……わかったよベル君」
「じゃあ神様、行ってきます!」
「!」
ニッといつものように微笑みながら、ベル君はダンジョンへと行ってしまった。
けど、ボクはその時覚えた違和感を瞬時に察知した。
あの笑みは本物じゃない。
何かを隠すように自分を偽る……仮面の笑みだ。
今まであんな嘘の笑みを、ベル君はボクに見せることはなかった。
「……?」
ふとベル君が寝床に使っているソファへと足を運ぶ。
昨夜、ボクがベル君を襲った場所だ。
お日様の匂いが染み込んだ布団が綺麗に畳まれ、辺りもきちんと整理整頓が整えられている。
「ベル君……」
恐らく、ベル君がこんなお昼前からダンジョンに出発することになったのは、これが原因だ。
多分、昨夜のことが夢か幻であって欲しいとの一心だったのだろう。
日が昇る前から汚してしまった寝床の布団やソファ、床を掃除していたんだ。
自分の精子で汚してしまった布団を、日が昇る前に洗って干して、ボクの目が覚める前に元に戻したんだ。
昨夜のボクの暴走を、なかったことにするために……。
あんな仮面の笑みを見せてまでして……。
けれど、まだ微かに鼻を突くベル君の精子の臭いが、払拭したい事実を現実に再び引き戻してくる。
ボクが嫌がるベル君を襲ったのは紛れもない事実だ。
それでも、また元の関係に戻ろうとベル君なりに努力しているのだろう。
きっとさっき見せた仮面の下は、涙でグズグズになっているのかもしれない。
涙と精液で汚れた布団やその周りを、尚も涙を流しながらも洗って、掃除をして、当事者であるボクを前にしても、何食わぬ顔でいつものように振る舞って、微笑んで……。
ボクは……取り返しの付かないことしてしまった……。
自分の欲望のためにベル君を傷つけて……泣かして……。
ボクは……最低だ。
