過疎りがちなオタク・クリエイター向けSNSについて考えてみた。
2022年7月29日
2024年4月27日
Twitterやインスタなどとは別にPawooやくるっぷみたいなオタク・クリエイターに特化したとされるSNSは新たな受け皿として期待されるも、実情は利用者が少なすぎて全然にぎわうことがありません。
昨今はTwitterアカウントの凍結リスクのように積み上げてきた成果が一瞬の内に消滅してしまうことを多くのユーザーが恐れており、新たな受け皿や避難所として前述のSNSの門をくぐるも、全く人気がないことで拍子抜けして結局元の鞘に収まっています。
これら特化型SNSが過疎になりがちな原因はまずコンテンツを見る専である顧客へのメリットの薄さがあると思われます。
クリエイターには使い勝手が良くても、コンテンツを見る側、つまり消費者の目線では専門とか特化にこだわる必要性がそれほどありません。
むしろ特化型と限定するのとTwitterのようにジャンルを問わない多用途型では利便性の観点から後者が消費者に選ばれやすいです。
クリエイターは自分の宣伝活動のために多種多様なサービスを活用して積極的に行動するが、消費者はそうでもない。
よっぽどそれが自分にとって必要なものと思えなければ基本的に自分の視界に入って、手近にあるものにしか手を伸ばさない。
そのためクリエイターが幅広く広報活動しているからといって消費者も幅広く消費してくれる訳ではありません。
つまり、特化型SNSの過疎の原因は消費者(お客)がいないことです。
百貨店やショッピングモールのように様々な店舗が入る館をそのSNSに例えるなら、館に入る店舗がクリエイターです。
これら特化型SNSは店舗(クリエイター)が扱いやすい環境を整備してはいるものの、お客(消費者)が入りやすい環境作りを怠りがちになっているのです。
正直な所、クリエイターにとってSNSで望むことは自分の作品を多くの人に見てもらって評価されることです。
サービスの扱いやすさは第2希望かそれより後ろと言ってもいいでしょう。
結局店の作りが良くてもお客が来ないと話にならないからです。
だから多少使い勝手が悪くても作品を見てくれるユーザーが多い場所に軍配が上がります。
UIを改悪して度々悪評が飛び交うTwitterやpixivの需要が減少せずに普遍的なのはそれが由来しています。
特化型SNSに足りないのは消費者向けの魅力だと思います。
足を運びたくなるような利便性や魅力がなければ例え大物クリエイターの一人二人がサービスを利用したところで全然にぎわうことはありません。
前述したように多少使い勝手が悪くても利用者が多いならそんな不便にはクリエイターは適応できるのです。
むしろクリエイターへの配慮よりも消費者への配慮を優先してもいいぐらいなのです。
だから新規のSNSは一般の消費者ユーザーが集まりやすい環境から積極的に作って欲しいなぁと思います。
ってなことをさっき思いついたので、メモがてらここに記しますw