前回がネット環境やサービス全般のセキュリティ対策事案に対し、今回は自分の著作物における著作権保護の事案です。
順序としてはこちらを先に着手していたのですが、なんだかんだ今も手直しを度々行っています。
本件も生成AIの登場に伴うリスク対策として整備しました。
プライバシーポリシーの整備
プライバシーポリシーはサイト訪問や利用におけるガイドラインですが、著作物に関することもまとめています。

昨今はSNSがユーザーは生成AIの機械学習を同意することを前提にする旨の規約を設けていたり、一般ユーザーの無断転載や生成AI利用、文化庁の「未管理著作物裁定制度」による管理元が不明な著作物を勝手に利用できてしまうような問題が次々と浮上しています。
これら問題に不満を叫ぶ著作者は多いですが、改めて自身の著作権保護の意識を高める機会であるとも考えます。
今までがそうした問題が起こらなかっただけで、起こり得ない訳ではなかったのです。
生成AIの登場により、それが容易に起こりやすくなったことで、著作者も自分の著作物に対するガイドラインをちゃんと設ける必要が鮮明化したといったところです。
SNSで著作権侵害に対して苦言を投稿するだけでなく、自分の著作物に関する公式ガイドラインのページやその問い合わせページを設けることで著作権保護を補完できます。
前述の問題が頻発するようになってからは可能な限り回避・対策できるようにガイドラインの修正をまめに行っております。
ウォーターマークの制作
予てより生成AIの機械学習対策としてウォーターマークが推奨されていたので、自分も専用のウォーターマークを制作しました。
既にネット上に投稿されている作品は生成AI学習を阻害するノイズを加工済みですが、こちらの意思表示ができる禁止事項やコピーライトを表記しておくことで、ネット上に著作者不明のコンテンツみたいになることを防ぐべく導入を試みることにしました。

ベースとなる各禁止要素の表記とHPのQRコードとコピーライト表記を併用し、背景にサークルエンブレムを用いた二重透かし仕様のウォーターマークとして作ってみました。
まだ試作品のようなものなので、今後また仕様変更もあるかもしれません。
実際に使うとこんな感じになります。

黒字表記の仕様と白字表記の二種を用意しました。

QRコードも読み込むことができました。
今後作品をネット上に投稿する際はこのウォーターマークを使っていく予定です。
主にSNSやpixivなどの無料のイラスト投稿系サイトで使用し、当ホームページや販売している作品や有料の支援サイトコンテンツにはマーク無しの仕様を提供していこうと考えています。
描いた絵や作った作品をそのままネットに投稿しても良い時代は終わりつつあるのかもしれません。
個人的に気に食わないのは、それが時代の流れなどではなく、一部の人間の勝手による人災であることです。
従来の環境を壊さなければならない理由は無いし、現状の問題を鑑みても合理性からも程遠い。
しかしながら仮にその環境破壊がなくても著作者は自分の著作物を守るための備えを怠ってはいけないとも思います。
皮肉な話ですが、著作者側にも彼らの勝手ができてしまう隙が生じていたという見方もできます。
そして今回の自分はその隙を穴埋めして補完することに力を入れるようにしました。
彼らが勝手にできる余地を作らない意識改革をする著作者が一人でも多く増えてくれることを願っています。
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